芥川賞作家・辻仁成責任編集による「25ans」付録「25ans HOMME」をチェック!

黒木メイサ氏や森泉氏がメインに登場するようになり、叶姉妹全盛期よりも少し若めで親しみやすさが感じられる「25ans」(アシェット婦人画報社)11月号(2007/9/28売)の付録「25ans HOMME」はチェックされましたか?
なんと丸ごと1冊辻仁成氏の責任編集による、表紙からパリの香り漂うこのメンズ版、ファションページは後半に少々あるものの、冒頭から紹介されるのは容姿よりも醸し出す人生観で勝負のダンディな男性たちばかり。
企画ものなので広告が多いのは仕方がないのですが、ラストには短篇ながら辻氏の冒険小説も掲載され、ちょっと得した気分の1冊です。

辻仁成氏は、ロックバンドのECHOES(エコーズ)のヴォーカリストとしてミュージシャンとしてデビューし、1989年に「ピアニシモ」(集英社刊)で第13回すばる文学賞を受賞し作家デビュー、1994年には映画“天使のわけまえ”で映画監督デビューもしている多彩な存在。
作家としては、1996年に「海峡の光」(新潮社刊)で第116回芥川賞受賞し、1999年には仏翻訳語版「白仏」(文藝春秋刊)でフランスの文学賞フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞しています。
2002年からは、ご存知中山美穂氏のだんな様で、今はかわいい息子と3人でパリで暮しています。今回の「25ans HOMME」で不満があるとしたら、家族の匂いがしないところ。一時辻氏がまとっていた幸福感の感じられる文章がすっかり形を潜めてしまっているのは残念。編集後記にでも、書いてくれると嬉しかったのですが・・・。
パリ在住ながら日本での作家活動も順調で2007年には、デビュー作の続編「ピアニシモ・ピアニシモ」(文藝春秋刊)、「TOKYOデシベル」(文藝春秋刊:文春文庫)、「いつか、一緒にパリに行こう」(光文社刊)、書き下ろし恋愛小説「人は思い出にのみ嫉妬する」(光文社刊)が刊行されており、「STORY」(光文社)や「25ans」(アシェット婦人画報社)「SPUR・LUXE」(集英社)「女性自身」(光文社)等でエッセイを連載、「きらら」(小学館)や「新潮」(新潮社)では小説を連載しています。

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(2007.10.10)