"降矢洋子・降矢なな・アンヴィル奈宝子 絵本原画展 三人の画家が描く 長谷川摂子の世界" 開催中!


出雲市平田町出身の絵本作家・長谷川摂子氏を巡る3人の画家たちの絵本原画展です。
降矢洋子氏とは1984年に「こねこをだいたことある?」で共作し、翌年出版。その後も互いの深い交友は続いているようです。
降矢洋子氏の長女である降矢なな(本名は奈々)氏とは、彼女のデビュー作めっきらもっきらどおんどんで共作し、おっきょちゃんとかっぱきょだいなきょだいなたあんきぽおんきたんころりん たんたんたのしいうたづくし(すべて福音館書店刊)などを共作しています。
降矢なな氏の妹のアンヴィル奈宝子氏。一見外人かと思ってしまうアンヴィルは、金敷きの意で、鍛金から始めたことからとしていたことから絵本作家のペンネームに使用しているそうです。彼女と長谷川摂子氏の共作「ペンタとぼく」は、2000年3月の「こどものとも 年少版」276号として発表されていますが、残念ながら個別の絵本化はされていません。
この2本足で立つ、黄色い子犬“ペンタ”は、237号の「なにたべた?」(木坂涼:文)では名無しの脇役として初登場し、後には“ラスチョ”という名前で299号の「わたしのラスチョ」(降矢なな:文)に再登場、347号「ラスチョのひこうせん」ではついにアンヴィル奈宝子氏作のラスチョシリーズの主人公になってしまいます。
母と娘2人、それぞれに個性の異なる画家たちと長谷川摂子氏の素敵な出会いにより紡ぎ出された絵本は、それぞれの個性により、みごとに長谷川氏の作品の奥行きを広げてくれています。
長谷川摂子氏は・・・1944年生まれ、島根県平田市(現出雲市)出身、埼玉県所沢市在住の絵本作家。東京外国語大学を卒業し、東京大学大学院哲学科中退後、公立保育園で保母として勤務、その経験が作家活動に活かされていると言われています。現在は“赤門こども文庫”や“おはなしくらぶ”を主宰し、子どもたちと絵本や詩、わらべうたを楽しまれています。2004年には人形の旅立ちで第19回坪田譲治文学賞、第14回椋鳩十児童文学賞、第34回赤い鳥文学賞をトリプル受賞。幼い頃遊んだ出雲市の平田船川や天神祭りを題材にしたおっきょちゃんとかっぱめっきらもっきらどおんどん(共に福音館書店刊)など昔ながらの独特な世界観を感じさせる物語や十二支のはじまりももたろうなど(共に岩波書店刊)の昔話を再検証した物語などの作品を中心に数多くの作品を描いています。

今展示会では、長谷川摂子氏の絵本の世界を、3人の画家の7作品の原画100枚余りを存分に楽しむことのできるようになっています。ぜひぜひこの機会に、ご堪能ください!
3人の画家の7作品は下記のとおり。
  降矢洋子氏の「こねこをだいたことある?」「ゆきこんこ」
  降矢なな氏のめっきらもっきらどおんどんきょだいなきょだいなたあんきぽ おんきたんころりんおっきょちゃんとかっぱ
  アンヴィル奈宝子氏の「ペンタとぼく」
  (いずれも福音館書店) 絵本の全ての原画を展示予定です。


■"降矢洋子・降矢なな・アンヴィル奈宝子 絵本原画展 三人の画家が描く 長谷川摂子の世界"
   開催日:2007年9月30日まで
   会場:島根県・出雲市立平田本陣記念館


また、9月15日には、長谷川摂子氏の講演会も行われます。演題は、わたしの絵本と出雲弁による昔話。こちらもぜひ電話予約の上、ご参加ください。

■長谷川摂子講演会
   開催日時:2007年9月15日13:30〜
   会場:島根県・出雲市立平田本陣記念館
   定員:約100名。当日入館料が別途必要。
   **詳細は下記サイトにてご確認ください!

★出雲市立平田本陣記念館の公式サイトへはこちらから

(2007.09.09)